川口市朝日環境センターの施設見学を行いました。
2021.06.306月21日（月）午後、当財団の職員研修の一環（第2弾）として、川口市朝日環境センターのリサイクルプラザ施設及びごみ焼却施設の見学を行いました。
リサイクルプラザ施設については、大竹所長らから、びん、かん、ペットボトル、プラスチック製容器包装、新聞・雑誌・段ボール、繊維類等の各資源化工程の概要や自動色選別装置の導入等の取組、展示ホール・リサイクルショップ・リサイクル工房・図書ビデオライブラリー・新エネルギー（風力発電・太陽光発電・燃料電池等）等の啓発施設の説明を受けたのち、施設見学を行いました。
次に、ごみ焼却施設については、平山所長及び技術担当から、ダイオキシン類逓減等の環境保全対策、焼却残渣の溶融スラグ化による最終処分量の削減等を考慮して導入した流動ガス化溶融炉の燃焼構造等について説明を受けたのち、施設見学を行いました。また、焼却エネルギーの有効利用のため、施設内の暖房に加え、温水はプールや温泉に、蒸気は蒸気タービン発電機で発電した電気を施設内で利用するとともに、余った電気は東京電力に売電しているとのことでした。
川口市は、都市化の進展により最終処分場を保有できない状況にあるものの、市街地の真ん中に、アメニティ施設として市民に親しまれる廃棄物処理施設等を建設、運営するなど、工夫した取組をしている事例として学ばせていただきました。
ペットボトル梱包機-
ごみ焼却施設のプラットホーム
参考情報
朝日環境センターの敷地面積：31,0250.27m2
ごみ焼却施設の概要
- 施設規模：420t/日（140t/24h×3炉）
- 建築面積：9,543.97m2
- 延床面積：24,800.52m2
- 煙突高さ：100m
ごみ焼却施設の環境保全管理値
- ばいじん 0.01g/m3以下
- 塩化水素 10ppm以下
- 窒素酸化物 50ppm以下
- 硫黄酸化物 10ppm以下
- ダイオキシン類 0.05ng-TEQ/m3N以下
リサイクルプラザ施設の概要
- 施設規模：95t/5h
- 建築面積：3,551.16m2
- 延床面積：17,483.93m2