第4回3R・循環経済研究会を東京駅近くの会場にて開催しました。
2023.08.042023年8月3日(木)午前10時から2時間半、当財団主催により、第4回3R・循環経済研究会を「プラスチック資源の循環利用の実践」をテーマに開催しました。4回目となる今回は、東京駅近くの会議場にて行い、会場参加53名、オンライン参加36名、合計89名の参加者を得ました。冒頭の基調講演では「炭素循環に資するプラスチックリサイクルの可能性・課題と動脈流の連携」を演題として、東北大学大学院環境科学研究科の吉岡敏明教授からご講演をいただきました。その後、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会様、EEFA様、(公財)東京都環境公社様からビジネス事例を紹介していただきました。
吉岡教授の講演では、ケミカルリサイクルや炭素・塩素のマテリアルフローなどが学識的な視点を交えて説明され、最後に、石油化学コンビナートを拠点に地域の特色を活かした動静脈連携を形成することの重要性が述べられました。また、ビジネス事例の講師からは、豊富な事例紹介とともに、プラスチック資源循環が転換期を迎えていること、脱炭素化にとっても循環経済の役割が重要であること、そのため、業界全体で共通な目標やビジョンを持つべきこと、加えて、日本の自治体や企業に意識変革が必要であることが指摘されました。参加した学識経験者や企業の方との質疑応答も活発に行われました。第5回研究会は9月22日(金)に開催する予定です。
- 講演の様子
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