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お知らせ

職員研修の一環として施設見学を行いました。(鶴見工場、南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場)

2024.08.28

(1)鶴見工場

2024年8月6日(火)午前、当財団の職員研修の一環として横浜市の鶴見工場(横浜市鶴見区末広町1丁目15番地1)を見学しました。 現在横浜市には鶴見工場、旭工場、金沢工場、都筑工場の4つのごみ焼却施設があります。鶴見工場の敷地面積は61,053.95㎡(横浜スタジアムのある横浜公園の面積とほぼ同じくらい)、処理能力は1,200トン/日(400トン/日×3基)ですが通常は2炉運転となっています。併設施設は鶴見資源化センター(粗大ごみ処理施設)、高齢者保養研修施設ふれーゆがあります。
まず鶴見工場の職員の方に施設の概要や焼却炉のフローを説明していただき、その後実際の施設の見学をしました。投入ステージ、ごみピット・ごみクレーン、ストーカ、中央管制室、バグフィルタといった設備を順に案内していただきました。
鶴見工場ではごみ焼却時の熱で蒸気を発生させその蒸気の力を利用して最大22,000キロワットの電気を作っており工場内で使用、ふれーゆなどの施設にも送られるそうです。
また現在CCU(CO2の回収・有効利用)の実証試験を行っているそうで、CO2を取り出し送るための設備も見せていただきました。
当財団職員には、CCU等の横浜市の進んだ取組を改めて知ることができた施設見学となりました。


(2)南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場

2024年8月6日(火)午後、当財団の職員研修の一環として横浜市の南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場(横浜市中区南本牧4番地先)と併設されている排水処理施設を見学しました。 最終処分場は焼却施設で最終的に残った焼却灰を埋め立てる場所であり、横浜市で稼働する唯一の一般廃棄物最終処分場となります。 まずは管理事務所で南本牧第5ブロック最終処分場の概要をご説明いただきました。埋立面積16.4ha、埋立容積400万㎥(横浜スタジアム13杯分)、水深約35mです。埋立期間は平成29年10月からおよそ50年を見込んでいたそうですが、想定していたペースよりも早く埋立が進んでいるそうです。その後は実際に最終処分場、焼却灰を積んだダンプトラックが埋立を行う浮桟橋、実際に焼却灰が埋めたてられている様子、排水処理施設を見学させていただきました。 この最終処分場には廃棄物を埋め立てる内水面の周りには遮水護岸があり、海域の汚染を防止するつくりになっているそうです。また、焼却灰を広範囲に薄く層を重ねるように埋め立てを行うために、浮桟橋は4カ月に1回程度移動しているそうです。安全に十分に注意したうえで、浮桟橋に入らせていただくなど貴重な体験をさせていただきました。